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七つの大罪ゲームブック

さ、袋とじ切らない用にもう一冊買ってきたところで(マニアってやつぁーよー)
七つの大罪ゲームブックのネタバレ感想をやりたいと思います。

ちょっと前にツイッターで以下のようにつぶやきました。ネタバレなし)

さてさてさーて、遊び尽くしたのでネタバレしない紹介程度の感想をするよ。
301パラのガッツリ系でしたが、今回の14の特性からいって、
クリア、真なる結末にたどり着くのもさして難しくはありません。
文字嫌いの人もマンガ読むように気楽に遊びましょう。

原作ファンの人は、これでもかと盛り込まれた細やかなネタに
ニヤニヤしっぱなしだと思います。
これはもうファンブックと言ってもいいでしょう。お話自体も面白ですし、
大罪たちとのやり取りも楽しい。
ゴウセルなんかはゲームブックやるには便利なキャラだなぁ。(くすくす)

主人公(きみ)は原作には出てこない人物で、
原作を知らない人にも楽しめるように出来ています。
が、だからこそと言いますか、
「アレ? 七つの大罪ってやっぱり極悪人なのかな?」と思わせるイベントが
もっとあってもよかったかな。(原作でいう喧嘩祭りの後みたいな)

最後に、「最後まで遊びきったぞ!」という方に。
ふとした時に、もう一度パラパラとページをめくってみるのもオススメです。
まだページが開かれていない物語を、
新たに発見することもあるやもしれませんしね。(含み笑い)
それが、ゲームブックというものなのですから。

(ここまで)

ここでは、もっと突っ込んだ、
最後まで遊びきった、読みきったぞ、という方むけに、
ごにょごにょ書いてみたいと思います。

まだ読んでない~、という人はブラウザで戻るなり、
ほかのサイトへ引き返してください。

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当サイトの、新年の挨拶しかしない(苦笑)掲示板→ハマベ掲示板ver.2


以下ネタバレ。
まだ遊んでいない方は遊びきってからご覧ください。

 

 

さて、じゃあまずは僕の視点についてちょっと。
この作品に手を出すって人はおそらく、
「原作のファンだから」
っていう人が大半だと思うんですけど、
中には原作全然知らないって人もいるんですね。

これはなぜかっていうと、
とけねこ先生(文章を書いてる藤浪智之先生のこと)のファンだって人もいるし、
ゲームブック』のファンだって人もいるのね。
(原作しか知らない人にはそんな層があるんだ! って感じですけども(笑))

で、僕はというとですね、まぁ原作も好きですし、
ゲームブックのマニアってトコもあるんですね。
(作品の存在を知ったのはアニメ化するって知った時だけどね。
 ばっちょ先生のはライパクが好きだったのよ~。
 その辺の初期の作品をちょっと読んだだけで、
 ジャンプから離れてからは全然読んだことなかった。ファンの人にはごめんよー)
(むろん、とけねこ先生の話も好き。ん? お、おべっかじゃないぞよ!)

というワケで原作知ってるゲームブックマニアとしては、
読み始めたところ、
はたしてこれは、原作を知り尽くし、
七つの大罪たちがどんな人物なのかを知った人間として読むべきなのか、
この話の主人公である<きみ>として、
各キャラのことを知らないテイで遊ぶべきか、ここに迷った!(笑)
(この辺がその筋のマニアの考え方だよなー)

ここで僕は、両方の立場で遊ぶことに決めた。
どっちも読んじゃえ、そう、
いにしえよりゲームブック業界に伝わる伝統遊法、『指はさみ』であるッ!
選択肢のあるページに指を挟んで、
飛び先両方を読んでやろう、というものだ。
かつて30年前にゲームブックブームというのがあってだな、
その当時の子供たちが、誰に教わるというでもなく、
みんながみんな、自然に出来てた遊び方なのだ。
いや~、むかしの子供たちは発想が豊かだね。

冗談はさておき、(くすくす)
前情報を知らない僕だったら、この選択肢、
どちらを選ぶのだろうか? というのを推測しながら遊ぶのもけっこー面白いですよ。

いきなりホークに殺されちゃうのもアリ!
原作からすると、この主人公かなりひ弱だよね。

さて、ホークに14に飛ばされたところで難易度について。
14を読んだ感じで僕はさして難しくないといったのですが、
ツイッター方面に耳を傾けてみると、
「難しい」という声がちらほらと聞こえてきます。

なるほど。

これはおそらく序盤から頻出する、
記録しなけらばならない数字に起因するんじゃないかな。
シン・ナンバー7つ、
食材の量7つ、
他にも龍退治用の武具も数字つき。

メモしないで遊ぶ人には多すぎるよね。とても覚えられない。

とはいえ、この作品は『七つ』の大罪なので、
作り手側としては、『七つ』にこだわりたいトコロだし、
こだわらなきゃいけないトコロだと思う。

他にも難しそーなトコロといったら、
やっぱりキングの謎解きかな。
(あとは、ゴウセルのループもハマっちゃうと大変か)

シャスティフォルの挿絵のやつなんかは僕も目が回った。
刃の切っ先の向きをなぞっていくと数字になるのかな?
シャスティフォルがない空間に、
目を凝らすと数字が見えてくるのかな?
とか思っちゃうと、も~出てこない。
ヒントもあるけど、
槍の根元の形状が2種類あるって気づけるかがカギだよね。

次の、罪を持っているセリフを見分けるのはわりかし簡単だった。
セリフが原作ファン向けでニヤニヤできるっていう、
二重のうま味があるってのが良かったよね。
個人的にはもうちょい難しく、
フーゴ・ハル氏お得意の論理パズルみたいのでもよかったかな。
(や、僕が好きなだけか、論理パズル)

まぁ、難易度というのは、人によって「難し過ぎる!」「簡単すぎる!」って
声が出ちゃうのは仕方のないことなのですよ。
みんながみんな、丁度いい、とはならない。

仮にあなたがゲームブックを作るとして、
だれか大切な人(親でも、友達でも、恋人でも、子供にでも)
たった一人のために作る作品なら、
その人を思った難易度に調整して作ることができるけれど、
世界中のみんなに向けた作品じゃあ無理だものね。

でも、ま、この作品で「難し過ぎる」とか言われちゃうと、
これまであらゆる地獄のゲームブックを味わってきた僕としては、
「はっはっは」と乾いた笑いをもらすしかないかな。
(ほかのゲームブックマニアたちも口の端をゆがめて頷いていることであろう)

マンガ原作とはいえ、極めて単純な、読むだけの分岐小説にしないで、
ちゃんとゲーム性を押し出したのが、さっすがとけねこ先生って感じですね。

キングについてちょっと書いたのでついでにほかの大罪、
サーペント・シン、ディアンヌについて。

遊んでみての感想は、まぁ、「えろーい!」かな。(笑)

身体全身をもって、女の子の体をまさぐるだなんて、アラヤダ。
そりゃあキングに黒焦げ14送りにされてもいたしかたなし。(くすくす)

ディアンヌに認められたあとの、彼女を褒めたときのシーンもかわいらしい。
どかんどかん地面をたたいて、主人公たちはぐわんぐわんと揺れながら宙を浮く。
ベタっちゃベタだけど、映像が目に浮かぶし、ディアンヌらしくて好きだ。

序盤もう一人の大罪、フォックス・シン、バンはというと、
実はがっつり伏線が張られてて重要なシーンだよね。

スナッチで魔力が奪われなかったり、袋とじで明かされる
主人公の魔力そのものを実体験できたりする。

一度は14へ行ってないと、シン・ナンバーを得られない、というのも面白い。
フツー、ゲームのプレイヤーというものは
死なないように、死なないように遊ぶものだけれど、
そこを逆手に取った仕掛けというか、
死んでないと真なる結末にたどり着けないとは。

あと食材と贖罪がかかっているのも面白だった。
七つの食材を集める作業も、
何かの贖罪なのだろーか、とふと思うけど、関係ないのかな?
「これは、いわゆる「ミニゲーム」イベントである」って
本文中ではっきり書かれてるしね。(笑)

さて、ゴウセルと出会うところからもう物語も後半戦。
ここまで主人公の素性はほとんど語られなかったけれど、
ゴウセルの力と、ゲームブックのシステムで(笑)
一気に過去とここに来た目的がハッキリとしてくる。

ここも指はさみを駆使しちゃったんだけど、
まっとうにプレイして、ヒントに当たらず、
ループが始まっちゃうと、かなりキツイかもね。

色々できて、いろんな聖騎士キャラに出会えるけれど、
その分ボリュームがあるので、
ハマっちゃうと全然抜け出せず、うああーーってなる。
ゴウセルの魔力がばっちりキマってしまうワケだ。

逆に、長々と読んだ時こそ、
救ってくれるホークの爆走っぷりに、爽快感があるのかもですね。

あとはまァなんだかんだあって、エンディングへとなだれ込んでいく。
(ようやっとメリオダス出てくるのに、そこをはしょっちゃうの!?)

真なる結末で明かされる主人公の魔力はなるほどでした。
14の特性について納得ができるし、
原作を読むと、原作が始まる前に、
こんな(ゲームブックの)事件があった、というのは、
時系列的にありえないんだけど、
主人公の魔力による並行世界移動の中に、
原作の世界は交わっていない、ということで説明がつく。

あとアレだ、七つの大罪の8人目、というのは、
とけねこ先生こういうのが好きなんだな。
マンドラでも5人目の四天王ってネタがあったよね。
ニヤニヤした。

んーと、そうそう。
ツイートでも含み笑いをしながら、ちょっと触れたんですけど、
このゲームブックには隠しパラグラフもあります。
真なる結末にたどり着いた人でも、
気づいてない人は気付いてないかもね、ってことで、
遊び終わっても、パラパラとめくってみたら?
と書いたんですけども。

鎧を着たエリザベスに会えたり、ザラトラス、エスカノールにも会える。
まぁ、僕はにわかファンなので(苦笑)
エスカノールは手配書の絵以外見たことないんですけど、
外伝作品があったみたいですね。

そろそろ言いたいことは言ったかな。
ドロシー!さんツイッターで言っておられましたけれど、
この本のレイアウトもホントにすばらしい。

や、読み手側には関係ない話だし、
気づかれちゃあいけないことなんだけども、
(気づかれないからこそ出来が良いと言えるんですけどね)
作り手側の視点でこの本を見てみるとスゴイのよ。
もう、両手ばなしでバンザイしながらベタ褒めしていい。

う・お・お……。マジか、さすがはとけねこ先生、スゲーぜ! っていう。

ここまでページまたがずに楽しめるゲームブック出せる人って
そうそういないんですよ。
たぶん、レイアウトも作者自身でやってんだと思う。
編集さんとヤイヤイやりながらだと、もちろん、ある程度のレベルにはなるけれど、
ここまでキレイにはならないと思うもの。

自分でもゲームブック作ってみたいぜーという人は、
読みやすさ、というのも考えて、参考にしてみるとよいですぞ。

大体こんなトコかな。
腕相撲のシーンで、勝敗を記憶力で振り分けたり、
負けてもネタが仕込んであったり、
亜麻色って「あの曲」をイメージするようにかなとか思ったり、
芸が細かいぜーとか、
語ろうと思えばもっと語れるけれど、
この辺にしておこう。

長々とご清聴どうもでした。

っていうか、こんな最後まで読むなんて、
<きみ>もよっぽどこの作品が好きなんだねぇ~。(くすくす)


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