ゲームブックのレイアウトに関するタブーとは(ツイッターより再掲載)

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とけねこ先生のご本は委託販売か何かで買うとして、

RTに関係ありそうな、ゲームブックのレイアウトに関する

タブーについてちょびっと。

これ、実際に書いてる人でさえ、知らない人は知らない。

一個目、パラグラフ最後の選択肢で、

文章的にキリのいいトコロでページまたぎをしてはならない。

例えば、選択肢が3つあるとして、

 

・山へ行くなら、10へ。

・海へ行くなら、20へ。

――ここがページの最後で、次のページをめくる――

・家にとどまるなら、30へ。  

 

こんな感じ。(実際本で説明しないと分かりにくいけど)

これ、読者は3つ目の選択肢の存在にすら気づかないです。

3つ目のルートが本筋だったら致命的になる。

こーゆーページまたぎは絶対やっちゃダメ~。

昔の有名ゲームブックでも、あったはず

(なんだっけ? グレイルだったけ??)。

脇道なら誰にも気づかれないパラグラフがあるだけってことで、

笑い話で済むんだけどね。

 

タブー2個目。行末に飛び先番号が来た場合、

数字の途中で改行してはならない。

たとえば、次に136番に飛ばそうとしているとき、

 

  ・ドラキュラ城にむかうことに決めたのなら、13

6へ進め。

 

これがダメ~。

ページまたぎほどヒドくはないけど、

下手すると読者は、13に行ったり、6に行ったりする。

「そんなバカな」とお思いかもですが、

何の落ち度もない本でも、人は見間違いや勘違いで、

飛び先を間違えるものなのです。

作り手側がそれを誘引するようなことをしてはいけない。

ゲームブックこれから書くぞという人、

今まで書いたことある人、こんなミスをしてないかご注意くださいませ。

書き手にとっては瑣末なことでも、読み手には重要なことですゆえ。

こーゆー問題ってまさにゲームブックにしかないことなので、

ハタから見ると面白なんだけどね。