ゲームブックのレイアウトに関するタブーとは(ツイッターより再掲載)
「とけねこ先生のゲームブックをつくろう!」見開きなどの話が新鮮でした。この発想は気づかなかったなあ。
— たまねぎ須永 (@tamanegi_sunaga) 2015, 8月 17
RT:『火吹山の魔法使い』の初版では東へ行く道が(ここで記述は途切れている)
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 17
とけねこ先生のご本は委託販売か何かで買うとして、
RTに関係ありそうな、ゲームブックのレイアウトに関する
タブーについてちょびっと。
これ、実際に書いてる人でさえ、知らない人は知らない。
一個目、パラグラフ最後の選択肢で、
文章的にキリのいいトコロでページまたぎをしてはならない。
例えば、選択肢が3つあるとして、
・山へ行くなら、10へ。
・海へ行くなら、20へ。
――ここがページの最後で、次のページをめくる――
・家にとどまるなら、30へ。
こんな感じ。(実際本で説明しないと分かりにくいけど)
これ、読者は3つ目の選択肢の存在にすら気づかないです。
3つ目のルートが本筋だったら致命的になる。
こーゆーページまたぎは絶対やっちゃダメ~。
昔の有名ゲームブックでも、あったはず
(なんだっけ? グレイルだったけ??)。
脇道なら誰にも気づかれないパラグラフがあるだけってことで、
笑い話で済むんだけどね。
タブー2個目。行末に飛び先番号が来た場合、
数字の途中で改行してはならない。
たとえば、次に136番に飛ばそうとしているとき、
・ドラキュラ城にむかうことに決めたのなら、13
6へ進め。
これがダメ~。
ページまたぎほどヒドくはないけど、
下手すると読者は、13に行ったり、6に行ったりする。
「そんなバカな」とお思いかもですが、
何の落ち度もない本でも、人は見間違いや勘違いで、
飛び先を間違えるものなのです。
作り手側がそれを誘引するようなことをしてはいけない。
ゲームブックこれから書くぞという人、
今まで書いたことある人、こんなミスをしてないかご注意くださいませ。
書き手にとっては瑣末なことでも、読み手には重要なことですゆえ。
こーゆー問題ってまさにゲームブックにしかないことなので、
ハタから見ると面白なんだけどね。