その媒体の特性(ツイッターより再掲載)
私は、アナログ作品(紙媒体書籍、アナログゲーム)も、デジタル作品も手がけていますが、どちらか一方に強いこだわりがあるわけではなく、「その形態ならではの特性を活かした」表現や面白さに、できるだけこだわりたいと、いつも考えています。
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 23
ハル氏も似たようなこと言ってたなぁ>RT
.@tokeneko いっぽうデジタルゲームの場合、読者に「情報を隠す」ことが可能なので、それを活かした内容を考えます。(残念ながら現在は配信終了した)iGamebookさんの電子ゲームブック『魔女探偵のあ』では、電子書籍ならではの機能があったので色々それを活用しました。(続く
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 23
僕の中の定義だと、それもうゲームブックじゃないじゃん、
なのですけど、やること自体は全く否定してない。
けど、ケータイ化ならでは、電子書籍化ならではの、
凄みを持たせた方がいいと思う。
(ま、売れる売れないは別の話なのじゃが)
ゲームブックの電子書籍化、僕の知らぬ間に流行ってるみたいですね?
(よく知らないけれど)
けど、やるんなら、ゲームブックを作る、という意識じゃなくて、
「これは電子書籍を利用した電源系ゲームである。
他の媒体では体験しえないここだけの面白さをお見せしよう」
みたいのを作ればいーのに、と思う。
って読んでないからテキトー意見だけど。
それこそゲームブックじゃなくなるって感じですが、
まぁ、そもそもゲームブックとはちょっと別物、
と考える僕っぽい意見かもね。
なので、紙媒体のをそのまま移植すると、物足りないというか、
特性に合ってない気がするし、より電源系っぽくリメイクすると、
「あの原作に何てことするだ」とか思えちゃうし、
元々紙媒体だったゲームブックを、電子化するのは、
あんまし上手くいかないのかもね。
あぁ、でも、iPIP はちょっと見せてもらったことあるけど、
アレはアレで凄そうだったなぁ。
持ってる人がうらやましいと思えるほどに。
さすが関係者が直接かかわったとゆーか。
ん~、なんでもそうだけど、やり方次第なのね。
.@tokeneko 例えば紙媒体書籍だと「見開き」とか「ページをめくるタイミング」を考えて、物語演出に活かしたりもしますし、ゲームブックの場合「他のパラグラフも見えてしまう」問題は、むしろ意識してパラグラフ配置を考えます。それを活かした謎を使うこともあります。
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 23
ご~にょごにょ……(ネタバレ禁止~)>見えてしまう問題
めくるタイミングを利用して、は、
日向氏の『七つの奇怪群島』のティラノのトコが、もう魔法。
偶然の賜物じゃなくて、
「狙ってやった」ってんだからふるえる。スゴイよ。