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ゲームブックの電子化はアレに似ている

FT新聞、杉本ヨハネさんのジーザス・シード読了。

落語の三題噺的に、

読者からお題をもらって、4日間で完成させたのだとか。

すげぇ、この話を4日で作り上げたのっ!?

いやぁ恐れ入りました。

お題をもらって、っていうのは、

逆に「必ず取り込まなければならないテーマ」があるので、

イデアとしては浮かびやすいと思うのですが、

4日でミニゲームブックとしてまとめ上げるというのは凄い!

内容はシンプルでしたが、お話はしっかりしてるし、

「推察する」という狙いもいい。

途中で火星人が出てくるというのは際立って異色でしたが、

これはテーマを使って、という面白味でありましょう。

 

続いて、昨日のゲームブックのデジタル化の話。

紙媒体のゲームブックをデジタル化する、というのは、

まァ、皆さんそれぞれに色々と思うところはあると思うのですが、

「ダメだ!」と完全否定している人もいるんだ。

僕は幸いというのか、見聞が狭いだけなのか、

全否定している人は見たことないけれど。

 

杉本氏はゲームブックのデジタル化は、

「漫画のアニメ化」のようなものと捉えているとのこと。

なるほど。

僕の感覚からすると、マンガのアニメ化は

肯定的、好意的に取られる向きも多いと思うので、

どっちかと言ったらゲームブックの電子化は

「マンガの実写映画化」に近いんじゃないかな。

ヒドイ拒否反応を示す人や、半笑いで

「やめときゃいいのに……」と言う人が出るトコが似ていると思ふ。

 

「実写映画」は「マンガ」ではない。

これは物凄く当たり前のことなんだけど、

これを「ゲームブック」と「その電子化」に当てはめると、

物凄く当たり前のことが、そうじゃなく感じられるのが、あら不思議。

「紙媒体のゲームブック」と「デジタル化したゲームブック」を

「マンガ」と「実写映画」くらいに

別物のジャンルとして考えていないから、混乱を呼ぶのじゃろうね。

まぁ、そもそも「ゲームブック」自体に定義がないから、

いっしょくたに考えてしまうのだろうけれど。

 

「実写映画」は「マンガ」ではないから、

マンガと同じ表現演出はできない。

だから「実写映画」ならではの味付けとか見せ方、

独自の面白さを見せないといけない。そういう工夫がいる。

 

ゲームブックも一緒で、紙媒体では紙媒体の、

デジタルはデジタルの面白さを読み手に見せつけないと

いけないのでしょうねぇ。