樹形型ゲームブック作りたい!(ツイッターより再掲載)
ゲームブックが「読者一人一人、それぞれの道筋の冒険(や物語)が、
その人だけの思い出になる」という初心を思い出し、
樹形型(一方通行型)のゲームブックを書きたくなってきた。
そりゃもう、モヤモヤと。
(以下ゲームブックをつくろうには書かれてない話なので
気楽に読み流してください)
けど、僕は樹形型書くの苦手だ。双方向の方が楽なんだ。
なんでかっていうと、樹形型は読者は順番通り読むだけで済む話だけれど、
書き手にまわると、
同じ時間の出来事をたくさん書かないといけないからだ。
オックウなんだ。(このぐうたらめ)
そして、いろんなルートを書いても辻褄を合わせなくてはいけない。
あるルートから通ってきた読者にとっては
知らないはずの情報を書いてはいないか? とか、
「このアイテムを持っていれば」なんて書いた時に、
「おや別の道筋にこーゆーアイテムがあったんだな、取ってないけど、
じゃあルート間違えたのか?」なんて、
読者に邪推されるような選択肢を作っていいモノなのか?
とか、悩ましい!
双方向だと、(もちろん作りによるけど)読者がやろうと思えば、
全部の場所を総当たりしてくれるので、
ある意味読者に甘えることができるんだな。
(ん~これもプレイヤーへの負担か…)
「ゲームブックをつろう!」入手(ツイッターより再掲載)
『とけねこ先生のゲームブックを作ろう!』入手。
う・わ・あ・あ……これは良い本だ。フルカラー16ページ。
ゲームブックの作り方だけじゃないんだ。
ほっこりしたり、笑えたり(大人げ!)。
読み物としてもたっぷり楽しめて、「やったぜ!」という感じです。
良いモノ買ったなウフフフフ~~。
初心に帰ると当たり前のことなんだけど、ゲームブックは
「自分だけの物語が進行する仕組みになっている」ってのが、
うん、そうだよね。
読者一人一人、それぞれの道筋の冒険(や物語)が、
その人だけの思い出になるのだなぁ。
しょーもないこと、もうひとつぶやき。
とけねこ先生の下半身って、僕が想像してたより、
そんなにとけてないんだな……。
もっと、てろてろに溶けてるかと思ってた。
消えたゴースト(ツイッターより再掲載)
#今の小学生は知らない ってタグ覗いてきて、
「小っちゃい頃こんなのあった」というツイートをいろいろ見る。
そうか……それを見たとき、わしはすでに大人じゃったよ……。
そーいえばテレビのアナログ放送での「ゴースト」って、
今の小学生でも高学年の子は知ってるだろうけど、
そのウチ誰も知らなくなるんだろうな。
「テレビの画面って昔はキレイに映すの大変だったんだぜ」
やだねぇ……、トシだねぇ……。
いや、地デジ化完全移行前からデジタル化が進んでいたことを考えると、
小学校高学年でも、「ゴースト」知ってる子、ほとんどいないのか??
プレイヤーの負担(ツイッターより再掲載)
ゲームブックとひと括りにしても、紙に向いている作品とデジタルに向いてるものがある。 分岐小説タイプはどっちで読んでも苦じゃないけど、ゲーム然とした作品は紙のほうが遊びやすいものが多い。 フーゴ・ハルさんの、1セクション進むごとにカウンターを+1するものはデジタルのほうがいい。
— ドロシー! (@game_book) 2015, 8月 24
なるほど確かに、それはプレイヤーに負担かけ過ぎじゃないの?
というゲームブックも確かに存在しますねぇ。
たとえば、双方向モノで地図書かないとどうにもならないようなヤツは、
むかしから賛否両論だったみたいだし。
自分での地図書きが、お楽しみ要素となっていて、
往年のこーゆーののファンには大変ウケた(僕も楽しんだ)。
オートマッピングが当たり前というこの時代に。
メンドクサイことでもお楽しみ要素になりえる、のだけれど、
どこまで負担させるかが、ポイントなのでしょうねぇ。
(バランス感覚とか、『勘』、なのでしょうね、作り手の)
「お楽しみ」として何かを読者に負担させるのは、
綱渡りのようなもので、ふとしたことで、
「これじゃあ、電源ありゲームで処理したほーがいーじゃん」
となるんだな。ん~~、おもしろ、おもしろ。
その媒体の特性(ツイッターより再掲載)
私は、アナログ作品(紙媒体書籍、アナログゲーム)も、デジタル作品も手がけていますが、どちらか一方に強いこだわりがあるわけではなく、「その形態ならではの特性を活かした」表現や面白さに、できるだけこだわりたいと、いつも考えています。
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 23
ハル氏も似たようなこと言ってたなぁ>RT
.@tokeneko いっぽうデジタルゲームの場合、読者に「情報を隠す」ことが可能なので、それを活かした内容を考えます。(残念ながら現在は配信終了した)iGamebookさんの電子ゲームブック『魔女探偵のあ』では、電子書籍ならではの機能があったので色々それを活用しました。(続く
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 23
僕の中の定義だと、それもうゲームブックじゃないじゃん、
なのですけど、やること自体は全く否定してない。
けど、ケータイ化ならでは、電子書籍化ならではの、
凄みを持たせた方がいいと思う。
(ま、売れる売れないは別の話なのじゃが)
ゲームブックの電子書籍化、僕の知らぬ間に流行ってるみたいですね?
(よく知らないけれど)
けど、やるんなら、ゲームブックを作る、という意識じゃなくて、
「これは電子書籍を利用した電源系ゲームである。
他の媒体では体験しえないここだけの面白さをお見せしよう」
みたいのを作ればいーのに、と思う。
って読んでないからテキトー意見だけど。
それこそゲームブックじゃなくなるって感じですが、
まぁ、そもそもゲームブックとはちょっと別物、
と考える僕っぽい意見かもね。
なので、紙媒体のをそのまま移植すると、物足りないというか、
特性に合ってない気がするし、より電源系っぽくリメイクすると、
「あの原作に何てことするだ」とか思えちゃうし、
元々紙媒体だったゲームブックを、電子化するのは、
あんまし上手くいかないのかもね。
あぁ、でも、iPIP はちょっと見せてもらったことあるけど、
アレはアレで凄そうだったなぁ。
持ってる人がうらやましいと思えるほどに。
さすが関係者が直接かかわったとゆーか。
ん~、なんでもそうだけど、やり方次第なのね。
.@tokeneko 例えば紙媒体書籍だと「見開き」とか「ページをめくるタイミング」を考えて、物語演出に活かしたりもしますし、ゲームブックの場合「他のパラグラフも見えてしまう」問題は、むしろ意識してパラグラフ配置を考えます。それを活かした謎を使うこともあります。
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 23
ご~にょごにょ……(ネタバレ禁止~)>見えてしまう問題
めくるタイミングを利用して、は、
日向氏の『七つの奇怪群島』のティラノのトコが、もう魔法。
偶然の賜物じゃなくて、
「狙ってやった」ってんだからふるえる。スゴイよ。
ゲームブックのレイアウトに関するタブーとは(ツイッターより再掲載)
「とけねこ先生のゲームブックをつくろう!」見開きなどの話が新鮮でした。この発想は気づかなかったなあ。
— たまねぎ須永 (@tamanegi_sunaga) 2015, 8月 17
RT:『火吹山の魔法使い』の初版では東へ行く道が(ここで記述は途切れている)
— 藤浪智之 (@tokeneko) 2015, 8月 17
とけねこ先生のご本は委託販売か何かで買うとして、
RTに関係ありそうな、ゲームブックのレイアウトに関する
タブーについてちょびっと。
これ、実際に書いてる人でさえ、知らない人は知らない。
一個目、パラグラフ最後の選択肢で、
文章的にキリのいいトコロでページまたぎをしてはならない。
例えば、選択肢が3つあるとして、
・山へ行くなら、10へ。
・海へ行くなら、20へ。
――ここがページの最後で、次のページをめくる――
・家にとどまるなら、30へ。
こんな感じ。(実際本で説明しないと分かりにくいけど)
これ、読者は3つ目の選択肢の存在にすら気づかないです。
3つ目のルートが本筋だったら致命的になる。
こーゆーページまたぎは絶対やっちゃダメ~。
昔の有名ゲームブックでも、あったはず
(なんだっけ? グレイルだったけ??)。
脇道なら誰にも気づかれないパラグラフがあるだけってことで、
笑い話で済むんだけどね。
タブー2個目。行末に飛び先番号が来た場合、
数字の途中で改行してはならない。
たとえば、次に136番に飛ばそうとしているとき、
・ドラキュラ城にむかうことに決めたのなら、13
6へ進め。
これがダメ~。
ページまたぎほどヒドくはないけど、
下手すると読者は、13に行ったり、6に行ったりする。
「そんなバカな」とお思いかもですが、
何の落ち度もない本でも、人は見間違いや勘違いで、
飛び先を間違えるものなのです。
作り手側がそれを誘引するようなことをしてはいけない。
ゲームブックこれから書くぞという人、
今まで書いたことある人、こんなミスをしてないかご注意くださいませ。
書き手にとっては瑣末なことでも、読み手には重要なことですゆえ。
こーゆー問題ってまさにゲームブックにしかないことなので、
ハタから見ると面白なんだけどね。
ブレナン節 bot つぶやき開始(ツイッターより再掲載)
さあ、じっと坐っているんだ……これから魔法をかけるんだから。 #はじめてのツイート
— ブレナン節 bot (@J_H_Brennan_bot) 2015, 8月 13
兄さん……、聞こえるかい?
ブレナン節の bot なんてものができたらしいんだ。
覚えてるかい、兄さん?
J・H・ブレナンだとか、ハービー・ブレナンだとか呼ばれる、
あの、なんだか怪しい魔術師まがいの作家の bot だよ。
早く来てよ、兄さん! #ゲームブック
宣誓! われわれは「たかが bot されど bot 」の精神にのっとり、
粗製乱造をせず、ファンを大事にし、
正々堂々とブレナン節の傑作だけを厳選して
発表していくことを誓います!
来たれ! ゲームブックファンたちよ! いざ行かん! #gamebook
「フォローしないって?」イアソンがきいた。
「フォローしないんですか?」テラモンがうなった。
きみはかたくなに首を振る。
「マニアックすぎる……」きみはつぶやいた。
「みなさーん、船長はフォローしないといってまーすっ!」
ブレナン節 bot ついに、つぶやき開始!
とはいえ、bot ははじめて作ったし、動かし始めたばっかりで、
まだ自動ツイート部分はツイートされてないし、
ちゃんと動くか心配……。
遊び心たっぷりに作らさせてもらいました
(その遊び心に気づけるかどうかはピップしだいだが)。
ちなみに、詩的魔神様の詩を拝聴できるのはブレナンデーだけ。
激レアイベントです(不具合が起きなきゃいいがな)。
ブレナン節 bot くん、フォロワーさんに好きな人いるかも、
という方は、吹聴(RT)して回っていただけると、ありがたやです。
ま、全然フォローされなくても
僕がいちばん楽しむんだから大丈夫なんだけどね。(くすくす)